薩摩洗堰の試掘実施!


 旧大槫川河床跡にある「薩摩洗堰」の試掘鍬入れ式が4月24日、輪之内町内大藪の治水

神社で行われました。鍬入れ式は、輪之内町と平田町など関係者で組織する「大槫川洗堰研

究協議会」の主催で実施され、協議会会員や両町議会議員のほか、鹿児島県薩摩義士顕彰会

の方々ら約百人が出席されました。                         

 今回の試掘は、昨年秋からのレ−ダ−探査により、ほぼ文献どおりの位置に薩摩洗堰、大

槫川洗堰、喰違堰の3つの堰の存在が確認されたことから、堰の位置、規模、遺存状況など

を正確に確認するとともに、保存や活用方法の基礎資料を収集するなど、さらに調査研究を

進めるために両町教育委員会の主導で実施されたものです。               


鍬入れ式  式では、旧薩摩藩主島津家32代目当主で鹿児島県薩摩義士顕彰会

の島津修久会長、輪之内・平田の両町長、建設省関係者ら5人により

試掘期間中の安全を祈願して、盛り土に鍬が入れられました。   


試掘する作業の様子  試掘については、5月7日より始められました。最初に「薩摩洗

堰」の平田町側堤防に近い所が試掘され、地下1.2メ−トル付近

から玉石や蛇籠の竹の層が発見されました。          

 また、洗堰の水受け部分と思われるところから小さな玉石がいく

つも発見されました。                    

 レ−ダ−の探査通りの位置と幅であることがわかりました。  


蛇籠  続いて、「薩摩洗堰」の輪之内町側について、薩摩堰遺跡碑前東

付近で試掘されました。                   


薩摩堰の幅  玉石は発見されるものの、昭和40年頃砂採取のためか、洗堰と

しての形は崩れてしまっていることがわかりました。また、長良川

河川敷にある「喰違堰」については、石の存在は確認されたものの

堰としての形は残っていませんでした。            


水頭部・水叩き部・水落と部 水頭部のようす

 同じく、河川敷にある「大槫川洗堰」については、堰の全体がわかるほどの形で残されていました。